冊子印刷の納期解説!スケジュールの立て方や費用についても紹介
「冊子印刷にかかる納期の一般的な目安を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
一般的な納期は、3営業日もしくは5営業日で設定している印刷業者が多いです。ただ、実際に印刷された冊子を受け取るのが3日後になるとは限りません。
納期はあくまで印刷が上がってくる目安であり、発送期間は含まれていません。そのため、遠方にお住いの方、天候などの状況により、さらにかかることもあります。
この記事では、冊子印刷の納期とスケジュールの立て方、納期に関わる要素などについて解説します。
※価格は2024年10月時点のものとなります。
予告なく価格変更させていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
冊子印刷の納期は?目安はどのくらい
一般的には3営業日と5営業日が多く、内容によっては7〜14の営業日を設けているところもあります。データ確認などが完了したうえで、3営業日以上後に冊子印刷が仕上がると考えて良いでしょう。
プリントモールは最短で3営業日
プリントモールでは、冊子印刷で3営業日と5営業日の2つの納期を設定しています。最短で受付日から数えて3営業日で印刷が仕上がります。
冊子印刷の納期を徹底解説
冊子印刷の納期について、手元に届く日つまり納品日と誤解してしまう場合もあり、注意が必要です。
また、印刷会社のほとんどが「営業日」という言い方をしています。土日祝などの休業日は含まれないことにも気を付けましょう。
納期については、「ご利用ガイド」でも解説していますので、ご覧ください。
納期は出荷予定日(発送日)を含み、手元に届く日ではないことに注意!
納期とは、印刷が仕上がる日のことで、納品日のことではありません。
つまり、手元に届く日ではないことに注意が必要です。発送期間はお届けする地域によって異なります。
なお、プリントモールでは、最新の商品出荷予定日についてマイページからも確認いただけます。
納期の数え方
納期が3営業日、5営業日などのカウント方法は、受付日から数えてということになります。「受付日」は、データチェックの完了と入金の確認を完了した後に確定されます。
お客様がご注文やデータ入稿された日ではありませんので、ご注意ください。
プリントモールでは、受付日の翌営業日を1営業日目とし、発送までの納期をカウントします。
ご注文から発送までの流れを簡単に説明すると、以下のとおりです。
- お客様のご注文
- ご注文から7日以内にデータを入稿およびご入金
- 弊社でデータチェック(最大24時間)と入金確認
- 受付日が確定
- 受付日から3〜5営業日で印刷完了、翌日発送
受付日については、「ご利用ガイド」でも解説していますので、ご覧ください。
印刷前にデータチェックが必要なことに注意
実際にはデータを受け取ってからすぐに印刷というものではなく、データチェックの期間も経たうえで、確定した受付日から「納期」となることに注意が必要です。
データ入稿は24時間いつでも可能ですが、データチェックは9:00〜18:00入稿分までが当日対応となっております。18:00以降に入稿のデータに関しては、翌営業日の朝9:00よりデータチェック開始となります。
データチェックの対応工数については、最大24時間です。また、データを再入稿する場合は、再度データチェックを行う必要があります。
スムーズなスケジュールの立て方
では、どのようなスケジュール設定をすると、受け取りたいときに印刷された冊子が届くのでしょうか。受け取りたい日から逆算すると具体的には、次のようになります。
- ①印刷物を受け取りたい日、必要となる日を設定:例)9/30(月)
- ②希望する発送日を設定:例)9/25(水)
- ③発送日をもとに、納期を決める:例)3営業日
- ④納期をもとに受付日を仮で設定:例)9/19(金)
- ⑤データを入稿:例)9/13(金)正午までに入稿
- ⑥注文をする:例)9/11(水)までにメール連絡
このようにみていくと、最短3営業日でも印刷の注文から受け取りまで2週間程度はかかることが想定されます。
印刷の注文にはお客様情報を入力するための会員登録も必要です。さまざまなことを想定して、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
納期が長いほうが費用が安い
基本的に納期が長いほうが、印刷費は抑えられます。
プリントモールでも、5営業日にしたほうが費用は安くなります。
次の仕様で納期別に費用を比較してみましょう。
- A4サイズ・無線綴じ
- 50部・100部・150部で比較
- 表紙:両面カラー
- 表紙:カード紙180㎏
- 本文:フルカラー
- 発送日:5営業日と3営業日で比較
- 綴じ方向:左綴じ
- 加工オプション:指定なし
- ページ数:36ページ
50部 |
100部 |
150部 |
|
5営業日 |
42,944円 |
48,972円 |
53,328円 |
3営業日 |
55,386円 |
63,668円 |
69,333円 |
納期に関わる要素とは
納期に関わる要素として、次のものが挙げられます。
- ページ数
- 部数
- オプションの有無
ページ数
ページ数が増えると、印刷や製本にかかる時間も増加します。
プリントモールでは最大1,124ページまで対応していますが、508ページを超える場合は、通常の営業日では対応できないことがあります。
508ページを超える場合は、「お見積依頼フォーム」からご相談ください。
部数
部数は印刷する冊子の数ですが、部数が多くなるほど、納期が必要となります。
部数が多い場合、最短の営業日数では対応できないこともあります。
プリントモールでは、3営業日では1,000部までの対応となり、1,000部を超える場合の納期は5営業日での対応となります。
オプションの有無
加工オプションの有無によっても、納期が変わります。
加工オプションとしては、表面加工や穴あけ加工、ホッチキス止めなどがあり、印刷会社によって提供する加工内容は異なります。プリントモールでは、表面加工に「グロスPP加工」「マットPP加工」という2種類の仕様が選べます。
>>表紙PP加工とは?グロスPP・マットPPで冊子に高級感を加えよう
また、オプション内容によっては必要となる納期日数が変わる場合もあるため、確認しておきましょう。
納期以外で冊子印刷の費用に関わる要素
この記事では、納期について解説してきましたが、費用についても気になる方は多いのではないでしょうか。
納期が長いほうが費用が安いことはお伝えしましたが、納期以外でも冊子印刷の費用に関わる要素があります。
>>冊子の印刷価格の相場は?少部数印刷を活用してもっと手軽に安く冊子を作ろう
>>冊子印刷の費用を製本方法、用紙、色、サイズなどの仕様別に徹底比較!
冊子のサイズ
冊子のサイズによって費用は異なります。
無線綴じ・中綴じ冊子のそれぞれのサイズ別費用の幅は、次の通りです。
A4サイズ |
A5サイズ |
B5サイズ |
B6サイズ |
|
無線綴じ冊子の費用 (100部〜2,000部) |
48,972円〜207,251円 |
32,076円〜148,841円 |
48,972円〜207,251円 |
32,076円〜148,841円 |
中綴じ冊子の費用 (100部〜3,000部) |
16,753円〜48,433円 |
21,890円〜95,326円 |
22,000円〜96,426円 |
21,637円〜87,175円 |
モノクロかカラーか
以下は次の仕様の場合、価格は次のようになります。
- A4サイズ・無線綴じ
- 表紙:両面カラー
- 表紙:カード紙180㎏
- 本文:フルカラーもしくはモノクロで比較
- 発送日:5営業日
- 綴じ方向:左綴じ
- 加工オプション:指定なし
- ページ数:36ページ
50部 |
100部 |
150部 |
200部 |
|
本文フルカラー |
42,944円 |
48,972円 |
53,328円 |
57,178円 |
本文モノクロ |
30,173円 |
34,177円 |
38,225円 |
42,174円 |
モノクロの冊子としては、取扱説明書やマニュアル、テキスト・研修資料などがあります。
>>【セミナー資料印刷】勉強会や会議に必要な資料冊子を作ろう
フルカラーの冊子は写真集やカタログ、パンフレットなどがあります。
用紙の種類・厚さ
以下は表紙に「カード紙」180kg(上)と225kg(下)を使用する場合の価格表です。
他の仕様条件は次の通りです。
- A4サイズ・無線綴じ
- 表紙:両面カラー
- 本文:フルカラー
- 本紙:上質紙70kg
- 発送日:5営業日
- 綴じ方向:左綴じ
- 加工オプション:指定なし
- ページ数:36ページ(表紙4P+32P)
50部 |
100部 |
150部 |
200部 |
250部 |
300部 |
350部 |
|
カード紙180kg |
42,944円 |
48,972円 |
53,328円 |
57,178円 |
60,665円 |
63,690円 |
67,056円 |
カード紙225kg |
43,692円 |
50,380円 |
55,341円 |
59,708円 |
63,712円 |
67,210円 |
70,950円 |
製本方法
製本方法には、「中綴じ」と「無線綴じ」の2種類があります。中綴じは主にページ数の少ない冊子に、無線綴じはページ数の多い冊子に活用されています。
次の仕様条件で、価格を比較してみましょう。
- A4サイズ
- 表紙:両面カラー
- 本文:フルカラー
- 本紙:上質紙70kg
- 発送日:5営業日
- 綴じ方向:左綴じ
- 加工オプション:指定なし
- ページ数:36ページ(表紙4P+32P)
50部 |
100部 |
150部 |
200部 |
250部 |
300部 |
350部 |
|
中綴じ |
15,774円 |
16,753円 |
17,743円 |
18,722円 |
19,712円 |
20,691円 |
21,373円 |
無線綴じ |
42,944円 |
48,972円 |
53,328円 |
57,178円 |
60,665円 |
63,690円 |
67,056円 |
無線綴じは中綴じの2倍以上の費用が掛かります。
しかし、無線綴じは丈夫で耐久性が高く、長期保存に適していることや高級感が増すなどの違いがあり、プリントモールでも人気の商品です。教材テキストやカタログ、マニュアルなどに活用されています。
中綴じは小冊子やパンフレット、報告書などに活用されています。
まとめ
この記事では、冊子印刷の納期について、納期の数え方やスケジュールの立て方、納期以外の費用に関わる要素などを解説してきました。
冊子印刷の納期は、手元に印刷物が届く日ではないということに注意が必要です。納期は、データチェック完了後に発生するため、印刷会社に発注する際は、「受付日(注文確定日)」についても確認しておきましょう。
また、手元に届いてほしい日をもとに、納期やデータ入稿の日時を踏まえたうえで余裕を持ったスケジュール設定をしておくことをおすすめします。
コメントを投稿するにはログインしてください。