初めての冊子印刷に迷った人必見!冊子の作り方
冊子を作ろうとして、お困りではありませんか?
性能の良いプリンターが普及し、自宅でも簡単に印刷を行えるようになりましたが、冊子の場合は、印刷した後に形にする「製本」が必要になります。
製本を理解していないと、手作りの場合はとても手間がかかりますし、仕上がった後に、データの作り方がおかしかったことに気づく場合もあります。
冊子を作る場合は、ネット印刷に依頼するのが手軽でおすすめです。データの作り方についても不明点は確認でき、製本もより本格的な仕上がりになります。
この記事では、ネット印刷で冊子づくりをお考えの方に、よく使われる製本方法とデータ作成について紹介していきます。
何から手を付けて良いかわからない方はぜひ、お役立てください。
よく使われる製本方法は2つ
よく使われる冊子の製本方法には大きく分けて「中綴じ」と「無線綴じ」があります。
2つの製本方法について詳しく見ていきましょう。
中綴じ
中綴じは、用紙を二つ折りにして、折った中央部分をホッチキス(針金)で綴じる製本方法です。雑誌やフリーペーパーなどによく使われています。
中綴じの主な特徴は以下の3つです。
綴じ部分までページを開きやすい構造です。ウイルダイレクトでは、8ページから注文いただけます(※表紙も合わせた総ページ数、4ページ単位)。
低コストで作りやすく納期も抑えることができ、手頃な製本方法といえます。
構造上、100ページを超えるような厚みのある冊子は製本が難しくなります。ページ数が多い場合は、次に紹介する「無線綴じ」がおすすめです。
中綴じ冊子は、製本構造が簡易なため、20ページ程度のページ数であれば、手作りでも対応できます。
ネット印刷を利用すれば、製本の手間自体も減らすことができます。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>中綴じ製本とは?メリットやデータ作成の注意点も解説
無線綴じ
無線綴じは、用紙を1枚ずつページ順に並べ、背の部分(背表紙の裏部分)に糊をつけて綴じる製本方法です。文庫本や単行本、ページ数が多い商品カタログなどでよく使われています。
無線綴じの主な特徴は以下の3つです。
中綴じで対応できないページ数の多さに対応できます。ウイルダイレクトでは、32ページから注文いただけます(※表紙も合わせた総ページ数)。
糊を背の部分に浸透させて接着するため、しっかりとした仕上がりになります。ただし、糊がついた綴じ付近はページが開きづらくなります。
背表紙にタイトルなどを入れることで、より検索性が良くなります。
糊付けなどが必要で製本工程も多いため、中綴じに比べれば手作りが難しい製本方法といえます。
製本は、ネット印刷に依頼するのがよいでしょう。
無線綴じ印刷をお考えの方は「ネット印刷プリントモール」をご利用ください。
>>ネットですぐに見積もりできる!プリントモールの無線綴じ冊子印刷
制作ソフト
作りたい冊子の製本が決まれば、あとはデータの制作に取り掛かります。よく使われている制作ソフトは、大きく分けて、
・officeソフト(Word、Excel、PowerPoint)
に分かれます。
では、Adobeソフトから順番に見ていきましょう。
Adobeソフトを使う場合(Illustrator、InDesign)
冊子づくりの際によく使われるAdobeソフトは「Illustrator(イラストレーター)」と「InDesign(インデザイン)」です。
ウイルダイレクトでは、各ソフトの制作用テンプレートを無料でご利用いただけます。
各サイズ(B5、B6、A5、A4)、無線綴じ用と中綴じ用の2種類からダウンロードでき、制作時のポイントもテンプレート内に記載しています。ポイントを確認しながらデータ制作が可能なのでぜひ、ご活用ください。
なお、入稿の際は、PDFファイルを書き出して入稿をお願いしています。
PDFファイルの作成方法は以下のページで紹介しています。
>>入稿用PDFに変換する(Illustrator)
>>入稿用PDFに変換する(Indesign)
印刷データの注意点として、データ作成時は「塗り足し」についても確認する必要があります。
「塗り足し」とは、フチ無し印刷の際、仕上がり位置よりわざとはみ出すように、余分にデザインすることです。塗り足しを付けると、断裁時に生じたわずかなズレにより、紙端に白場が見えるのを防ぎます。
塗り足しは最低3mm付けると、断裁にズレが生じても安心です。
塗り足しについては、以下でも紹介しています。
>>塗り足しって何?詳しく解説
塗り足しを付けるには、PDFへ書き出す際に「裁ち落とし設定」をする必要があります。もし「裁ち落とし設定が 0mm」の場合、塗り足しがないまま書き出されてしまうので、ご注意ください。
また、塗り足しを付けると仕上がり位置がわかりづらくなり、仕上がり位置付近に文字や絵柄を配置してしまうことがありますので、
切れては困る文字や絵柄は、仕上がり位置より4~5mm内側に配置しておくとよいでしょう。
データ作成時の注意点については、以下でも紹介していますので、参考にしてください。
>>ページデータ作成時の注意点
Officeソフトを使う場合(Word、Power Point)
OfficeソフトにはWord、Excel、PowerPointがありますが、冊子づくりの際には「Word(ワード)」か「Power Point(パワーポイント)」を利用するといいでしょう。
「Word」は文書作成用ソフトで、文章中心の冊子に向いています。
「Power Point」はプレゼンテーション資料などに使われることが多いソフトで、セミナー資料やマニュアルなどを冊子にする場合に使われることが多いです。
一方、「Excel」は入稿用PDFに変換した際に、文字組みが崩れやすいため、データ入稿する際には注意が必要です。
PDFファイルの作成方法は以下のページで紹介しています。
>>入稿用PDFに変換する(Office)
Officeソフトでのデータ制作時の注意点は、ドキュメントサイズの設定です。
塗り足しを自動的に付ける設定はありませんので、ページデザインに合わせて、塗り足し分も含めた仕上がりサイズに設定する必要があります。
フチ有り印刷の場合は、仕上がりのページサイズでドキュメントサイズを設定しても問題ありませんが、フチ無し印刷の場合は、上下左右に塗り足し分「各3mm」を足したサイズでデータ制作しなければいけません。
サイズの設定方法は、以下でも紹介していますので、参考にしてください。
>>Officeソフトでのドキュメントサイズ・塗り足し設定
まとめ
冊子の種類には大きく分けて「中綴じ」と「無線綴じ」があります。
自分が作りたい冊子はどちらの製本方法が良いのか、どのソフトを使うのか、今回の内容を参考にして、さっそく冊子作りを始めましょう。
わからないことや不安なことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
ネット印刷プリントモールは、あなたの初めての冊子作りを徹底サポートいたします。