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オフセット印刷とデジタル印刷について

オフセット印刷とは

最初に印刷の原本(版)を作成します。版のインクをブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーに移し(Off)、そのブランケットから紙に転写(Set)させる印刷方式です。これによりインクが紙にきれいに転写され、鮮明な印刷が可能です。短期間で大量の印刷をする事ができます。
インクは基本的に C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色を使用します。特色印刷も可能です。

デジタル印刷とは

オフセット印刷との大きな違いは、版を使用せずデータを印刷機に送信し、直接紙に印刷を行うという点です。
小部数からの印刷に対応することが可能です。
また、1 枚 1 枚絵柄が異なるようなバリアブル印刷も得意です。
当店では、アジア初となる「高機能デジタル印刷機」を導入。また独自の加工・製造ラインを完備し、冊子やチラシ、オリジナル商品をご提供しています。

デジタル印刷の特性について

オフセットに迫る高品質な印刷を少部数・低価格で提案できるデジタル印刷ですが、 オフセット印刷とは印刷方式が根本的に異なります。お客様にはデジタル印刷の特性をご理解いただいた上で、ご注文をお願いしております。

データ作成時にこれらの事に注意して頂き、印刷トラブルの回避にお役立て頂けたら幸いです。

【冊子印刷】 印刷後に起こる「用紙の波打ち」「しわ」

本文ページの印刷には、水性インキを使用しており、印刷する際にドライヤーにより高速乾燥しています。その際に、紙およびインキに含まれる水分が一気に奪われるため、ページに「波打ち」や「しわ」が発生します。
上質紙に比べて、マットコート紙・コート紙では、紙の吸湿性の違いにより「波打ち」が比較的起きやすい傾向にあります。ページ内に濃い色味や絵柄面積が多い冊子では、インキ面積が多くなる分だけ「しわ」が発生しやすくなります。

  • 「波打ち」が発生している例(上質紙 70kg・100ページ)
  • 「波打ち」が発生している例(マット紙 70kg・100ページ)
  • 画像や色ベタが多いページは「しわ」が発生しやすい
  • テキスト中心の冊子は「しわ」が発生しづらい

「波打ち」を軽減する対策として、薄い紙は極力避け、厚めの紙での印刷をおすすめしています。波打ちは きれいに戻ったり、逆に激しくなる場合もあるなど、時季や周辺環境によっても左右されます。多少の波打ちが発生することはご理解の上でご注文をお願いします。

  • 製本された後も、紙自体は吸湿を続けるため、
    波打ちは時間が経つにつれ、徐々に収まります。
    (写真は、波打ちが収まった状態の冊子)

「しわ」は厚めの紙を選ぶことで軽減することができます。ただし、製造の特性上、写真や濃色の絵柄を多く使っているデータの場合は「しわ」が発生しやすくなります。ご理解の上でご注文をお願いします。

【冊子印刷】 製本後に起こる「用紙の紙伸び」

「紙伸び」も考慮が必要な要素です。紙には流れ目(紙を構成する繊維の向き)があり、冊子は本を立てた際に流れ目が縦方向になる(縦目)ように作られます。そのため、縦方向に裂けやすく、横方向に伸びやすい特性があります。また、紙は湿度変化に敏感で、周辺環境に合わせて常に吸湿を行っています。
高速乾燥された用紙は、製本後に冊子本文の断裁面から紙自体が吸湿することで、本文ページだけが1mm程度横方向に紙伸びし、表紙からはみ出た状態になります。用紙が「マットコート紙」の場合は、やや顕著になります。

  • 紙の特性上、冊子の用紙は横方向に伸びやすい
  • 製本後に本文ページだけが横方向に紙伸びします。

紙伸びは製造の特性上、やむを得ず発生します。本文用紙に「上質紙」をお選びいただくことで軽減されますが、無線綴じ冊子においては1mm程度紙伸びが発生することをご理解の上でご注文をお願いします。

ベタ部分に起こる「色ムラ」「ストリーク」

本文ページの印刷には、最新のインクジェット方式を採用しているため、インクジェットノズルの個体差により、まれに縦縞状の「色ムラ」や、極細の線が縦に入る「ストリーク」が発生する場合があります。特に、ベタ部や絵柄の色面積が広い部分で発生した場合は現象が目立ちやすくなります。

  • ベタ部では色ムラが発生する場合があります
  • 色面積の広い部分ほど、色ムラは目立ちやすくなります

写真や濃色の絵柄を多く使っているデータの場合は、ご理解の上でご注文をお願いします。
絵柄によっては印刷トラブルを避けるため、印刷機を変更させていただく場合がございます。
  その際には、価格・納期を再度ご案内いたします。

印刷方式の違いによる「画像の再現性」

網点に乗せたインキがブランケットゴムを経由し、絵柄が用紙に転写されるオフセット印刷と、インクジェット方式で直接インキ滴を用紙に塗布するデジタル印刷では、画像の再現性も異なります。グラデーションなどの階調表現や精細な部分は、オフセット方式に比べてやや鮮明さに欠けた状態で再現される場合があります。

  • 当店デジタル印刷での仕上がり例
    (マットコート紙110kg)
  • 当店オフセット印刷での仕上がり例
    (マットコート紙110kg)

高精細な再現が求められる印刷物をご検討されている方は、事前に「用紙サンプル」にて品質のご確認を
おすすめします。
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「こすれ」や「折り・曲げ」に弱い

オフセット印刷に比べると、他の刷本同士や包装材などによる「こすれ」や表紙の「折り」「曲げ」に弱い性質が あります。折り目の部分に高濃度のデザインをされている場合など、表面の色が一部はがれることもあります。

印刷された表紙(表面加工なし)
折り曲げやこすれで色がはがれる場合があります

冊子の場合、表紙を「PP 貼り加工」で保護することで耐久性が増します。「こすれ」や「折り・曲げ」に強く、高級感のある仕上がりになるのでおすすめです。

「表面加工」について

PP 貼り加工で回避できます(写真はグロス PP 貼り)
耐久性が増し、高級感のある仕上がりとなります。

注意事項注意事項

  • ● 上記のようなデジタル印刷の特性をよくご理解いただきご注文をお願いいたします。
    デジタル印刷の特性に関わるクレームについては基本的に受け付けませんのでご了承ください。
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