印刷会社が教える!ZINE制作でよくある20の質問と回答
「ZINEを作ってみたいけれど、印刷の知識がなくて不安……」「自分の原稿、このまま入稿して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、ネット印刷プリントモールに寄せられる、よくある質問をまとめました。
ZINE初心者の方からよくいただく20の質問を 企画・データ作成・製本・納期の4つのテーマ に分けて、解説しています。
制作をスムーズに進めるためのヒントとしてご活用ください。
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企画・構成編:まずはここから
Q1:ZINEって“どこまで自由”なんですか?
ZINEには厳密な決まりはありません。
一人で作っても、複数人で作ってもOK。
内容も、以下のようにさまざまです。
- 文章中心のエッセイZINE
- 漫画・イラストZINE
- 旅の記録ZINE
- 趣味のまとめ
- 小説・創作文芸
- 写真ZINE
プリントモールで印刷いただくZINEでは、「文章中心の“読み物系ZINE」や、活動のまとめのような「読み応えのある冊子タイプ」が特に多い印象です。
Q2:まず何を決めればいいのでしょうか?
ZINEは「企画」を決めることから始まります。
①テーマを決める
例:旅、創作、研究まとめ、今年の活動記録 など
②伝えたい相手を決める
自分/友人/イベント参加者/お客様
③だいたいのページ構成を考える
まずは 目次をつくってみましょう。イメージがしやすくなります。
この3つが決まると、ZINEの方向性がスッと固まります。
Q3:ページ数は何ページが作りやすいですか?
初心者なら 本文24〜48ページ前後 がバランスが良く、作りやすいです。
ただし、
- 読み物系
- 文章量が多い
- 研究・活動のまとめ
といったZINEは、本文が100ページを超えるケースもよくあります。
プリントモールでは、150ページ以上でも対応できるため、長編ZINEにも向いています。
Q4:サイズはどう選べばいい?
持ち歩きやすさと読みやすさのバランスが良いA5サイズ(一般的な教科書や学術書に近いサイズ)が一番人気です。
より「本」らしさを出すならB6サイズ、迫力あるビジュアルを見せたいならA4サイズがおすすめです。
最初のZINEで迷ったら、A5サイズを選んでおけば安心です。
Q5:部数はどれくらい印刷するのが一般的?
目的により変わりますが、目安は次の通りです。
- 初めてのZINE → 5〜20部
- イベントや展示で配布 → 30〜200部
- 読み物としてしっかり配布したい → 50〜300部
プリントモールでは 5部から注文できるため、“まず少部数で試してみる” という作り方もおこなえます。
ある程度まとまった部数を印刷する必要があるなら、多めに注文すると割安で印刷することが可能です。
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データ作成編 :つまずきやすいポイント
Q6:ZINEのデータは何のソフトで作ればいい?
必要な機能は「レイアウトが組めて、PDF書き出しができる」こと。
以下のソフトが一般的です。
- Canva(初心者でも扱いやすい)
- Word / PowerPoint(文章主体なら十分)
- Illustrator(イラストやレイアウトにこだわりたい場合に)
- InDesign(本格的な冊子制作に最適)
スマホアプリでも作れますが、細かい調整が必要な冊子ではパソコンでの制作がおすすめです。
Q7:文章中心のZINEで注意すべきポイントは?
読みやすいZINEにするには、以下の3つが大切です。
- 行間を少し広めにする
- 余白をしっかり取る
- シンプルで読みやすい書体を選ぶ
読み物ZINEの場合、紙の質感よりも「可読性」が重要になります。
特に、ページ数が多い場合は本文の綴じ側(ノド)の余白に注意しましょう。
- 50ページ以下: 15mm程度
- 100ページ以上:20〜25mm
無線綴じは中央部分が完全に開ききらないため、内側の余白を広めにとることで「文字が隠れて読めない」という失敗を防げます。
Q8:ページ番号(ノンブル)は付けたほうがいい?
読み物ZINEならノンブルは付けるのをおすすめします。
目次と合わせて読むと、冊子としての一体感が出ます。
Q9:ZINEのページ数にルールはありますか?
ZINEに限らず、冊子印刷にはページ数の基本的な考え方があります。
まず押さえておきたいのは、冊子の総ページ数は「表紙まわりのページ」+「本文ページ数」で構成されるという点です。
一般的な冊子では、表紙まわりに次の 4ページ が含まれます。
- 表紙(1ページ目)
- 表2(表紙の裏)
- 表3(裏表紙の裏)
- 裏表紙(最終ページ)
そのため、本文ページ数に表紙4ページを足したものが「総ページ数」になります。
また、製本方式によってページ数のルールは異なります。
【中綴じ冊子の場合】
中綴じ製本では、総ページ数が4の倍数である必要があります。
例:
- 総ページ数が24(表紙4ページ+本文20ページ)
- 総ページ数が32(表紙4ページ+本文28ページ)
【無線綴じ冊子の場合(プリントモールの場合)】
プリントモールでは、無線綴じ冊子の本文ページ数は8の倍数が基本ルールとなっています。
つまり、
- 本文16ページ
- 本文24ページ
- 本文32ページ
…といった形で設計します。
ページ数が合わない場合は、文章を調整したり、白ページを入れて調整します。
Q10:白ページ(空白ページ)があっても問題ない?
全く問題ありません。
むしろ、写真や文章を引き立てる効果があるため、プロでもよく使う手法です。
Q11:スマホで作ったデータでも入稿できますか?
はい、PDF形式で保存されていれば可能です。
ただし、文字の大きさ(9〜10.5pt推奨)や、画像の解像度が低すぎないか(印刷に使う画像は350dpi推奨)は必ず事前にチェックしましょう。
Q12:PDFを書き出すときの設定が分かりません。
最低限必要なのは次の3つです。
- トンボ(裁ち落とし)を付ける
- 塗り足し 3mm を付ける
- フォントを埋め込む
これだけ押さえておけば、印刷所でのトラブルがぐっと減ります。
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印刷・製本・仕様編:仕上りを左右する
Q13:中綴じと無線綴じ、ZINEにはどちらが向いている?
「ページ数」と「演出したい雰囲気」が判断基準です。
- 中綴じ: ページ数が少なく(36ページ以下目安)、雑誌のようにカジュアルに見せたい場合。
- 無線綴じ: ページ数が多く(40ページ以上〜)、背表紙を作って本格的な「本」に見せたい場合。100〜150ページを超える場合は無線綴じ一択です。
- じ
読み物ZINEや研究まとめなど、多ページになりやすいZINEは 無線綴じ が安定。
プリントモールでは、150ページ以上の冊子も対応できるため、長編ZINEとの相性が抜群です。
Q14:無線綴じの「背幅」はどう決まる?
背幅(背表紙の幅)は、用紙の厚さ × ページ数で決まります。
背表紙にタイトルを入れる場合は、
- 小さすぎる文字
- 端ギリギリの配置
に注意が必要です。
背表紙にタイトルを入れたい場合は、背幅(本の厚み)が3mm以上あると文字を入れやすくなります。上質70kgという一般的な紙の場合、だいたい60ページ以上が目安です。
Q15:紙はどれを選べば失敗しませんか?
ZINEでは次のような用紙がよく使われています。
- マット系の用紙:読み物、エッセイ、研究まとめ
- 上質系の用紙:小説・文章中心のZINE
写真が多いZINEは光沢のある用紙が向きますが、テキスト中心で読みやすさを重視する場合はマット系・上質系の用紙を選ぶ方が多いです。
Q16:特殊紙を使ったZINEは作れますか?
可能な場合もありますが、基本的に、サイトで取り扱っていない特殊な用紙は印刷方式の相性やコストが大きく変わるため、事前相談が必要です。
初心者の方は、まず一般的な紙で作るのがおすすめです。
Q17:厚いZINEを作るときの注意点は?
- 重さが増えるため、携帯性が下がる
- 開きが固くなる場合がある
- 章ごとに“区切りページ”を入れると読みやすい
長編ZINEなら、目次や扉ページを設けてメリハリを付けるのがコツです。
部数・料金・納期編:賢く作るために
Q18:何部から注文できますか?
プリントモールでは 5部からご注文いただけます。
まずは少部数で身近な人に配り、反響を見てから増刷(100〜2,000部など)というステップアップも可能です。
Q19:納期はどれくらいかかりますか?
冊子の印刷納期は、
- 3営業日発送
- 5営業日発送
が基本です。
料金を抑えたいなら「5営業日」、急ぎなら「3営業日」をお選びください。
特に2〜4月は印刷が混み合うため、余裕をもった入稿スケジュールがおすすめです。
注意: 注文日ではなく、「データ確定日」からカウントが始まります。不備があると納期がズレるため、イベント等の10日前には注文・入稿を済ませておくと安心です。
Q20:予算はどれくらい必要?
予算は
- ページ数
- サイズ
- 用紙
- 部数
によって大きく変わります。
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用紙や部数を変更しながら料金を確認できます。
「この仕様でいくら?」を気軽に比較しながら制作が行えます。
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まとめ:疑問を解消したら、ZINEを作ってみよう
「ZINEは、自分の想いや作品を“形”として残せる表現手段です。
このFAQが、あなたの“初めての一冊”の背中を押せれば嬉しいです。
難しそうに見えますが、企画さえ決まれば、あとは順番に進めていくだけ。
- 少部数から気軽に作れる
- 多ページの読み物ZINEも柔軟に対応できる
- 3〜5営業日で発送できる
- 2,000部までWEBで完結できる
ZINEづくりは、思っているよりずっと手軽です。
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