冊子の用紙サイズ、選び方のポイントとは?

冊子の用紙サイズは、冊子の印象や使い方を大きく左右します。そのため、冊子印刷を依頼する際には、用紙サイズの選び方についてよく考えることが大切です。

本コラムでは、冊子の用紙サイズの種類や特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説します。当店で取り扱っているA4、A5、B5、四六判のサイズを中心に、具体的な例を挙げてご紹介します。

冊子の用紙サイズの種類と特徴

冊子の用紙サイズは、JIS規格に基づいて定められています。主な種類と特徴は、以下のとおりです。

A判とは?

A判は、ISOが定める国際規格です。A0からA10までがあり、A0は最も大きく、A10は最も小さいです。A判のサイズは、縦横の比率が1:√2(約1.414)になっており、A1からA10にかけて、縦横のサイズの比率は変わらず、面積が半分ずつ小さくなっていきます。

B判とは?

B判は、A判の1.5倍の面積となるサイズです。B0からB10までがあり、B1はB0の半分、B6はB5の半分の大きさになります。B判のサイズは、A判と同様に、縦横の比率が1:√2になっており、B1からB10にかけて、縦横のサイズの比率は変わらず、面積が半分ずつ小さくなっていきます。

四六判とは?

四六判は、日本の伝統的な判型です。188mm×128mmの大きさで、B6判よりも高さが6mm大きいサイズの冊子です。

用紙サイズの種類や特徴とは?

冊子の用紙サイズは、冊子の印象や使い方を大きく左右します。例えば、A4判は、最も一般的なサイズで、ビジネス文書やパンフレットなどによく使用されます。A5判は、持ち運びに便利なサイズで、教科書や参考書などによく使用されます。B5判は、A4判よりも小さく、A5判よりも大きいサイズで、雑誌や書籍などによく使用されます。

冊子印刷を依頼する際には、用紙サイズの種類と特徴を理解した上で、冊子の目的やターゲットに合わせて、最適なサイズを選ぶことが大切です。

冊子の用紙サイズの選び方のポイント

冊子の用紙サイズは、冊子の印象や使い方を大きく左右する重要な要素です。冊子の目的やターゲット、内容やデザイン、予算や印刷コストなどを考慮して、最適なサイズを選びましょう。

冊子の目的やターゲットに合わせて選ぶ

冊子の目的やターゲットによって、最適なサイズは異なります。例えば、ビジネス文書やパンフレットなど、広く配布する目的の冊子であれば、A4判やA5判などの一般的なサイズを選ぶとよいでしょう。また、教科書や参考書など、持ち運びに便利な冊子であれば、A5判やB6判などのコンパクトなサイズを選ぶとよいでしょう。

冊子の内容やデザインに合わせて選ぶ

冊子の内容やデザインによって、最適なサイズは異なります。例えば、写真やイラストを多く使用する冊子であれば、A4判やB5判などの大きなサイズを選ぶとよいでしょう。また、文字量の多い冊子であれば、A5判やB6判などの小さなサイズを選ぶとよいでしょう。

予算や印刷コストも考慮する

用紙サイズが大きくなるほど、紙の使用量が増えるため、印刷コストも高くなります。予算や印刷コストを抑えたい場合は、A5判やB6判などの小さなサイズを選ぶとよいでしょう。

用紙サイズで変わる冊子の印象と使い方

読み物とした出版物で多く使われているサイズは、B6判・四六判、文庫判、新書判など

冊子の用紙サイズは、冊子の印象や使い方を大きく左右します。

A4判は、最も一般的なサイズで、ビジネス文書やパンフレットなどによく使用されます。広々とした印象を与えるため、内容をしっかり伝えたい場合に適しています。

A5判は、持ち運びに便利なサイズで、教科書や参考書などによく使用されます。コンパクトな印象を与えるため、持ち運びに便利な冊子に適しています。

B5判は、A4判よりも小さく、A5判よりも大きいサイズで、雑誌や書籍などによく使用されます。バランスのよい印象を与えるため、幅広い用途に適しています。

四六判は、日本の伝統的な判型で、小説やノベルなどによく使用されます。落ち着いた印象を与えるため、読み物や作品集などに適しています。

このように、用紙サイズによって、冊子の印象や使い方は大きく変わります。冊子印刷を依頼する際には、用紙サイズが冊子の印象や使い方に与える影響を理解した上で、最適なサイズを選ぶことが大切です。

具体的な例を挙げると、以下のような使い分けが考えられます。

A4判:会社案内、パンフレット、プレゼン資料
A5判:教科書、参考書、リーフレット
B5判:雑誌、書籍、カタログ
四六判:小説、ノベル、漫画

もちろん、これはあくまでも一例です。冊子の目的やターゲットに合わせて、最適な用紙サイズを選ぶことが大切です。

用紙サイズの選び方を失敗しないためのポイント

用紙サイズの選び方を失敗しないためには、例えば、以下のようなチェックリストを用意して、用紙サイズを選ぶ際に活用するとよいでしょう。

冊子の目的
(広く配布する・持ち運びに便利にする・内容をしっかり伝える)
ターゲット
(ビジネスパーソン・学生・一般消費者)
内容
(写真やイラストが多い・文字量が多い)
デザイン
(シンプルなデザイン・凝ったデザイン)
予算や印刷コスト
(抑えたい・気にしない)

チェックした結果をもとに、用紙サイズの候補を絞り込み、実際の大きさと見比べてみて、使い勝手や印象などを検討するとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

冊子の用紙サイズは、冊子の印象や使い方を大きく左右する重要な要素です。冊子印刷を依頼する際には、用紙サイズの種類と特徴、選び方のポイントを理解した上で、冊子の目的やターゲットに合わせて、最適なサイズを選ぶことが大切です。

具体的には、以下の3つのポイントを押さえましょう。

・冊子の目的やターゲットを明確にする
・冊子の内容やデザインを検討する
・予算や印刷コストも考慮する

これらのポイントを参考に、冊子印刷の用紙サイズを選んでみてください。

冊子製本お役立ちコラム編集部

冊子の印刷製本を考えている方に、知っておきたい知識やお得な情報をお届けしています。はじめての方にもわかりやすく丁寧な記事を心がけています。 日々、お客様からのお問い合わせと注文対応に追われながら学ばせていただいています。

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