台割りとは?簡単な作り方やポイント・テンプレートを大公開!
台割りとは?なぜ必要なの?
台割りとは、一言でいうと、冊子の「設計図」となります。
建物では、建物内の「ここに、この柱を立てる」と設計図で綿密に計画を立てて決めます。
同様に、冊子の中で「冊子のどのページにどういった内容がどれだけ入るのか」を配置する設計図が「台割り」です。
「台割り表」「ページ割り」と呼ばれることもあります。
台割りを作らなければ、載せたい情報はあっても「どのページにどれを載せるか」「冊子に必要なページはどれだけなのか」が決められないため、制作が進みません。
台割りは、ページが多い冊子には欠かせないものとなります。
\冊子印刷ならプリントモール/
無線綴じ冊子・カタログ印刷
一部あたり 77.95円~
A4/表紙コート紙135㎏本文上質70㎏
モノクロ片面モノクロ総ページ36P 2,000部
たった30秒の簡単入力
8ページ以上の冊子を作る場合には必須
では、全ての冊子に台割りを制作しなければいけないのでしょうか?
一般的には、8ページ以上の冊子には台割りを作らなければいけないと言われています。
これは、ページ数が多くなればなるほど、どのページに何の原稿を記載するか全体の把握が難しくなるためです。
写真ひとつをとっても、右に配置するか、左に配置するか、あるいはページ全体にわたって配置するかで変わってきます。
場合によっては、それにより写真撮影のアングルや撮り方が変わってくることも…。
8ページ以上の冊子には台割りを作ることが必要不可欠となってきます。
台割りには2種類ある
台割りが大切な理由はお分かり頂けたでしょうか。
ここからは、実際に台割りを作る際の基本、台割りの種類などを解説します。
見開きタイプの台割り
台割りには2種類あり、そのうちの1つが「見開きタイプ」の台割りです。
見開きタイプは、実際の冊子を開いた状態をイメージして見開きページで構成した台割りです。
右、左のページをしっかり区別して、各ページに何が掲載されるかを確認できるのが見開きタイプとなります。
表タイプの台割り
台割りには、もうひとつ種類があります。それが「表タイプ」の台割りです。
表タイプの台割りは、いわゆる「表形式で全てのページをまとめた一覧表」です。
表内の各ページの欄にページの内容を入れていきます。一般的には、Microsoftの表計算ソフトのExcel(エクセル)などで作られることが多いです。
ページ数の多い冊子では、見開きタイプの台割りでは膨大なページ数を作ることになり、冊子全体の構成がわかりづらくなるため、表タイプを使うのがおすすめです。
台割りの作り方
ここからは台割りの作り方を解説します。
実際に、今から冊子を作る方や、今後考えているという方はぜひ参考にしてくださいね!
見開きタイプか表タイプか決定する
まずは、台割りを「見開きタイプ」で作るか「表タイプ」で作るかを決めましょう。
先ほども紹介したように、ページ数の多い冊子で見開きタイプを使用すると膨大なページ数を作ることになってしまいます。数十ページもあるような冊子の場合は表タイプがおすすめです。
一方で、ページ数が30ページ程度と比較的少ない場合は、見開きタイプの方が、実際の仕上がりに近い状態で、各ページの内容を確認できます。ページ数が極端に少ない場合は、しっかりとした台割りを作らず、手書きで指示をする場合もあります。
ページ数との兼ね合いを考えながら、どの台割りにするかを決定しましょう。
書き込む内容を決定する
どのタイプの台割りにするかを決定したら、台割リ内に記載する内容を決定しましょう。
一般的には、
・通し番号
・ページ数(ノンブル)
・ページの内容(コンテンツ内容)
を決定します。
また、印刷会社に依頼するときには、合わせて
・用紙
・印刷の色(4色/CMYK、1色/K)
・オプション加工(扉や片袖折りの位置など)
なども決めておくと良いでしょう。
ラフを併せて準備すれば、さらにわかりやすく
また、台割りと併せて作るといいのが「ラフ」です。
ラフとは、「イメージの概略図」のことです。デザイン分野では、頭の中に思い描いた完成図のイメージを大まかに見える形にしたものをいいます。英語で「大まかな・粗い」という意味の通り、ラフは精密でなくて構いません。イメージを伝えるのが目的なので、手書きで作成されることも多いです。
ラフがあることで、ページのどの部分に画像、文字がどのように配置されるるのか共有しやすくなり、印刷会社や、デザイナーとスムーズに意思の疎通ができます。
台割りを簡単に作るには?
では、台割りを簡単に作るには、どうすればいいでしょうか。
ここでは、簡単に作る方法を2つ紹介します。
初めて台割りを作る方、一から作るのが面倒という方はぜひ活用してみて下さい。
台割りのテンプレートを使う
ネット印刷サイトや印刷会社では、Excelで作成した台割りのテンプレートを準備しているところがあります。
ほとんどの場合、無料でダウンロードできるようになっていますので、活用してみるといいでしょう。
台割りの作成ツールを使う
Web上では、無料で使用できる台割りの作成ツールを公開しているところもあります。
ここでは、出版社や印刷会社を中心に3,000を超える方が利用している「台割Editor」という作成ツールを紹介します。
>>台割表を簡単に作成できる「台割Editor」はこちら
台割Editorでは、台割り表だけでなく、折丁も作成することができます。
ユーザー登録すれば、無料で使用できるので、初めて台割り表を作るという方は試してみるのもよいでしょう。
まとめ
ページ数が多い冊子を作る際に、台割りは欠かせないものです。
冊子印刷会社にデータを受け渡す際には、台割りにもとづいて、きちんとしたページ作成・配置になっていることを確認してから入稿を行いましょう。ここを疎かにすると、冊子が仕上がってから、構成やページ順が想定と違って印刷されたという事になりかねません。
また、台割りを作ることで、冊子の構成が整理され、他の担当者に共有する際も依頼がスムーズになりますので、冊子制作をお考えの方はぜひご自身で作ってみることをおすすめします。
台割や冊子印刷でご不明な点がありましたら、ぜひネット印刷プリントモールにご相談ください。
コメントを投稿するにはログインしてください。