A4サイズの使い方やメリット、デメリットについて解説

この記事では、冊子印刷を検討している方に向けて、A4サイズの使い方、メリット、デメリットについて詳しく紹介していきます。

A4サイズとは?

A4サイズは、短辺が210mm、長辺が297mmの用紙サイズです。

日本では最もポピュラーな用紙サイズで、コピー用紙の標準サイズにもなっています。

このサイズを含めたA判は、ドイツの物理学者であるオズワルド氏が提案したサイズ規格で、世界各国でも採用されています。

A4サイズに合わせて、身の回りの物であるカバンやクリアファイルなども作られており、誰もが使ったことがある身近なサイズです。一般的には最も馴染み深いサイズと言えます。

A4サイズでの冊子印刷について

A4サイズは冊子印刷においても活用されるサイズです。

書籍や写真集、雑誌、同人誌などの他に、教科書、セミナー資料、会社案内、製品パンフレット、大会冊子、報告書、ノートなど、多くの印刷物に利用されます。

A4サイズで利用される本や冊子

A4サイズは、本や冊子において最もポピュラーなサイズの1つです。

書籍や写真集、雑誌、同人誌、自費出版本など様々なジャンルの出版物で利用されています。

教科書、テキスト冊子、セミナー資料、ガイドブック、マニュアルなど、学術書やビジネス書の分野でもよく利用されます。

また、記念誌やアルバム、フォトブック、大会冊子、プログラム冊子、作品集、論文集、報告書、ノートなど、様々な用途で利用されます。

A4サイズは、印刷面積が広く、多くの情報を掲載することができるため、会議資料やプレゼン資料としても重宝されます。

日常的にも利用しやすいサイズのため、チラシやコピー用紙、クリアファイル、履歴書など様々な印刷物にも利用されます。

A4サイズの郵送・梱包

A4サイズの文書や商品を郵送する際には、適切な梱包が必要です。

一般的に、A4サイズの用紙は薄く、折れやすいため、書類を送る場合には角2封筒の中に入れて送ることが多いです。

また、A4サイズの商品を送る場合には、厚紙やダンボールなどの箱に入れ、緩衝材を入れてしっかり梱包する必要があります。

A4サイズの冊子を郵送する際には、破損や汚れを防ぐために丁寧な梱包が必要です。

まず、冊子を載せる段ボール箱を選びます。箱のサイズは、冊子の厚みや数量に合わせて選びましょう。

次に、箱の中にエアキャップや新聞紙を敷いて、冊子が動かないように固定します。
もし複数の冊子を送る場合は、厚紙で仕切りを作って、衝撃を吸収しやすくするとよいでしょう。

最後に、箱の上部にテープでしっかりと封をし、送り先・送り元の住所を明記しましょう。

サイズ感を他のサイズと比較

A4サイズは、短辺210mm×長辺297mmの寸法で、B5より大きくB4より小さいことが特徴です。

B5サイズは短辺182mm×長辺257mm、B4サイズは短辺257mm×長辺364mmとなっています。そのため、A4サイズはB5よりも一回り大きく、B4よりも一回り小さいと言えます。

A4サイズは、収納や持ち運びに便利なサイズで、書類や冊子、印刷物など様々な用途に利用されています。

A4サイズを選ぶメリット

A4サイズを選ぶメリットは、広く一般的に利用されるサイズであるため、様々な印刷物に対応することができます。また、紙面が広いため、多くの情報を掲載できます。

大判プリンターやコピー機でも比較的容易に印刷できるため、オフィスなどでよく使用されます。
さらに、A4サイズの書類は携帯しやすく、カバンや本棚にも収納しやすいため、様々な場面で利用されます。

A4サイズのデメリット

一方で、A4サイズを選ぶデメリットとしては、大きすぎず小さすぎないサイズであるため、インパクトのある印刷物には向かない場合があります。

また、ポスターや広告媒体など、大きな紙面が必要な場合には、A4サイズでは対応できないことがあります。さらに、印刷物の重さや厚みが増すと、携帯性が悪くなるため、注意が必要です。

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A4サイズの印刷物事例

A4サイズの冊子は、紙面の広さを活かして写真を大きく見せたり、商品を多く紹介したいカタログや作品集、記念誌などに最適です。

また、報告書や論文、同人誌など長文の読み物中心の冊子にもよく利用されます。
プリントモールでも、教材テキスト、カタログ、記念誌、報告書、商品パンフレットなど幅広い用途でご利用いただいております。

ページ数の多い無線綴じ冊子が特に人気です。

A4サイズの中綴じ冊子の印刷事例

●商品パンフレット(商品案内、会社案内)
商品案内と会社案内を兼ねたパンフレットです。
用紙は表紙・本文ともに、光沢が控えめで読みやすく商品画像も映えるマットコート紙9を採用いただきました。

A4サイズはビジネスバッグにも入りやすいため、営業用のパンフレットにも最適です。

パンフレットは、こまめに補充したり改訂も頻繁に起こりうるので、少部数も注文しやすいネット印刷を使うと便利です。
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●講習テキスト
講習会用テキストの印刷をご注文いただきました。入稿がぎりぎりでも納期に間に合うように対応してくれてありがたいとのお声をいただき、リピート注文もいただいております。

シンプルな中綴じ冊子は、他の仕様よりも短い納期で印刷できるのでお急ぎの場合は検討するとよいでしょう。
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●ガイドブック
植物の栽培ガイド本の印刷にご利用いただきました。初めてのご利用でしたが、届いた冊子の仕上がりに大満足で、次回もぜひ利用したいとのお声をいただいております。

A4サイズは紙面が広く取れるため、図や写真を掲載するような簡易的なハウツー本やガイドブックにも最適です。保管性を高めたい場合は、表紙や本文に厚めの紙を選ぶのがおすすめです。
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A4サイズの無線綴じ冊子の印刷事例

●製品カタログ
本文88ページの製品カタログです。表紙には、発色がよく厚みのあるカード紙を採用。

つやのあるグロスPP加工を施し、保管性を確保しながら見栄えのするしっかりとしたカタログに仕上がりました。冊子の仕上がりに加え、ご注文の際の電話対応も評価いただきました。
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●記念誌
本文120ページの記念誌をご注文いただきました。本文には画像もキレイに再現でき、文字も読みやすいマットコート紙を採用。価格の安さだけでなく、品質にもご満足いただいています。
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●史料
本文208ページの史料集です。
史料や研究報告書といったボリュームの大きい冊子にはA4サイズがよく利用されます。
プリントモールは、150ページ以上のページ数の多い冊子も、モノクロ・フルカラーを問わずお求めやすい価格で冊子印刷をご提供しています。
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A4サイズの詳細データ

A4サイズについてさらに詳しいデータを紹介します。

①寸法(mm):210 mm × 297 mm
②寸法(inch):8.27 inch × 11.69 inch
③寸法(pt):595 pt × 2842 pt
④面積:62370㎟(623.7㎠)
⑤縦横比: 1:1.414(√2)
⑥対角線の長さ:364 mm(36.4 cm)

【参考】他の用紙サイズ詳細

一般的な用紙のサイズには、A判とB判があり、
各サイズは日本工業規格(JIS)によって定められています。

A判規格 短辺×長辺(mm)
A0サイズ 841 × 1189
A1サイズ 594 × 841
A2サイズ 420 × 594
A3サイズ 297 × 420
A4サイズ 210 × 297
A5サイズ 148 × 210
A6サイズ 105 × 148
A7サイズ   74 × 105
B判規格 短辺×長辺(mm)
B0サイズ 1030 × 1456
B1サイズ   728 × 1030
B2サイズ   515 × 728
B3サイズ   364 × 515
B4サイズ   257 × 364
B5サイズ   182 × 257
B6サイズ   128 × 182
B7サイズ     91 × 128
B8サイズ     64 × 91

まとめ

A4サイズはB4サイズよりひとまわり小さく、B5サイズよりひとまわり大きいサイズです。

どれも印刷物でよく使われ、使い勝手がよいサイズですので、冊子を作る際には用途に応じてサイズを選ぶと良いでしょう。

A4サイズは国際的に標準のサイズとして多くの印刷物や商品に使われています。
冊子においても、持ち運びや保管に便利なサイズであることから、書籍、写真集、教科書、パンフレット、カタログなど様々な用途で使用されています。

ぜひ、冊子づくりの際にA4サイズを検討してみてください。

冊子製本お役立ちコラム編集部

冊子の印刷製本を考えている方に、知っておきたい知識やお得な情報をお届けしています。はじめての方にもわかりやすく丁寧な記事を心がけています。 日々、お客様からのお問い合わせと注文対応に追われながら学ばせていただいています。

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