A4サイズの寸法、代表的な印刷物は?選ぶポイントも解説
A4サイズとは最も身近な用紙サイズの1つです。紙面の広さを生かしたカタログや作品集、記念誌などに最適なサイズとなっています。
この記事ではA4サイズの寸法、印刷物としての用途、選ぶポイントなどについて解説していきます。A4サイズでの冊子印刷を検討している方はぜひ参考にしてください。
A4サイズとは?
A4サイズは、210mm × 297mmです。 日本では最もポピュラーな用紙サイズで、コピー用紙の標準サイズにもなっています。
A4をはじめとするA判は、ドイツの物理学者であるオズワルド氏が提案したサイズ規格です。日本の他にも世界各国で採用されています。 標準サイズであるA4サイズに合わせて、身の回りの物であるカバン、クリアファイルなども作られており、最も馴染み深いサイズと言えるでしょう。
A4サイズについてさらに詳しいデータは次の通りです。
②寸法(inch):8.27 inch × 11.69 inch
③寸法(pt):595 pt × 2842 pt
④面積:62370㎟(623.7㎠)
⑤縦横比: 1:1.414(√2)
⑥対角線の長さ:364 mm(36.4 cm)
サイズ感を他のサイズと比較
A4をはじめとする「A判」と並んで指標とされるサイズ規格に「B判」があります。
A判は、ドイツで定められた規格で、現在では国際規格となっています。面積1㎡のルート長方形をA0サイズとしています。 B判は、日本独自の規格で、当時日本で流通していた「美濃和紙」を元に定められています。こちらは面積1.5㎡のルート長方形がB0サイズです。 1990年代までは日本ではB判が主流でしたが、国際規格であるA版に合わせられ、今ではA版が主流となっています。
B4サイズとの違い
A4サイズとB4サイズでは、B4の方が一回り大きくなります。
・A4サイズ = 210mm × 297mm
・B4サイズ = 257mm × 364mm
A判とB判ではベースのサイズが異なり、同じ数字ではB判の方が大きくなります。
A4サイズはB5(182mm × 257mm)とB4(257mm × 364mm)の間のサイズになります。
B4、B5もコピー用紙やノートなどで頻繁に使用されている標準寸法となっています。
A4サイズの代表的な印刷物
A4サイズは、カバンや本棚にも収めやすいサイズのため、様々な本や冊子に利用されています。
例えば、以下のようなものがあります。
・教科書、テキスト冊子、セミナー資料、ガイドブック、マニュアル
・記念誌、アルバム、フォトブック
・会社案内、製品パンフレット、カタログ
・大会冊子、プログラム冊子、文集、作品集
・論文集、報告書、ノート
日常的に利用しやすいサイズのため、チラシ、コピー用紙、クリアファイル、ルーズリーフ、履歴書など冊子以外の印刷物でも多くの場面で利用されています。
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A4サイズを選ぶポイント
A4サイズを選ぶポイントは、次の4点です。
- 紙面を広く使いたい
- 画像を使って訴求したい
- イラストや表、テキストを使って伝えたい用途がある
- カタログやパンフレットなど広く頒布(配布)したい用途がある
A4サイズは、手のひらサイズよりもやや大きめで、写真やイラスト、表などがダイレクトに視界に入ります。また、A4サイズは1ページ内にテキストや画像を多く盛り込めます。
そのため、自社の商品をPRしたい、写真をしっかり見てもらいたい、表やイラストを使ってわかりやすく伝えたいといった場合に、A4サイズがおすすめです。
他のサイズを選ぶポイント
A4サイズと近いサイズで、用途も似通ったものとして、B5サイズ・A5サイズがあります。いずれも教科書やカタログ、ガイドブックなどが使われており、これらの使い分けとしては、こちらの表をご参考ください。
サイズ | 主な用途や与える印象、ニーズ |
A4 | ビジネス文書やパンフレットなど 広々とした印象 内容をしっかり伝えたい |
A5 | 教科書や参考書、ガイドブックなど コンパクトな印象 持ち運びにも便利・配布したい |
B5 | 雑誌や書籍など バランスの良い印象 幅広い用途に使いたい |
こちらの記事でも詳しく解説しております。
>>冊子の用紙サイズ、選び方のポイントとは?
A4サイズのおすすめ印刷物事例
A4サイズの冊子は、紙面の広さを活かして写真を大きく見せたり、商品を多く紹介したいカタログや作品集、記念誌などに最適です。また、報告書や論文、同人誌など長文の読み物中心の冊子にもよく利用されます。
プリントモールでも、教材テキスト、カタログ、記念誌、報告書、商品パンフレットなど幅広い用途でご利用いただいております。ページ数の多い無線綴じ冊子が特に人気です。
無線綴じ冊子とは、背表紙の付いたもので、背表紙部分に接着糊を付けて綴じる製本方法です。中綴じ冊子は背表紙のないタイプで見開きしやすいタイプになっています。
>>無線綴じとは?中綴じとの違いやメリット・デメリット、入稿時の注意点を紹介
A4サイズの中綴じ冊子の印刷事例
A4サイズの中綴じ冊子の印刷事例の代表的なものとして、次の3つがあります。
- 商品パンフレット(商品案内、会社案内)
- 講習テキスト
- ガイドブック
商品パンフレット(商品案内、会社案内)
商品案内と会社案内を兼ねたパンフレットです。用紙は表紙・本文ともに、光沢が控えめで読みやすく商品画像も映えるマットコート紙9を採用いただきました。A4サイズはビジネスバッグにも入りやすいため、営業用のパンフレットにも最適です。
パンフレットは、こまめに補充したり改訂も頻繁に起こりうるので、少部数も注文しやすいネット印刷を使うと便利です。
講習テキスト
講習会用テキストの印刷をご注文いただきました。入稿がぎりぎりでも納期に間に合うように対応してくれてありがたいとのお声をいただき、リピート注文もいただいております。
シンプルな中綴じ冊子は、他の仕様よりも短い納期で印刷できるのでお急ぎの場合はご検討ください。
ガイドブック
植物の栽培ガイド本の印刷にご利用いただきました。「初めてのご利用でしたが、届いた冊子の仕上がりに大満足で、次回もぜひ利用したい」とのお声をいただいております。
A4サイズは紙面が広く取れるため、図や写真を掲載するような簡易的なハウツー本やガイドブックにも最適です。保管性を高めたい場合は、表紙や本文に厚めの紙を選ぶのがおすすめです。
A4サイズの無線綴じ冊子の印刷事例
A4サイズの無線綴じ冊子の代表的な印刷事例は、次の3つです。
- 製品カタログ
- 記念誌
- 史料
製品カタログ
本文88ページの製品カタログです。表紙には、発色がよく厚みのあるカード紙を採用。つやのあるグロスPP加工を施し、保管性を確保しながら見栄えのするしっかりとしたカタログに仕上がりました。冊子の仕上がりに加え、ご注文の際の電話対応も評価いただきました。
記念誌
本文120ページの記念誌をご注文いただきました。本文には画像もキレイに再現でき、文字も読みやすいマットコート紙を採用。価格の安さだけでなく、品質にもご満足いただいています。
史料
本文208ページの史料集です。史料や研究報告書といったボリュームの大きい冊子にはA4サイズがよく利用されます。プリントモールは、150ページ以上のページ数の多い冊子も、モノクロ・フルカラーを問わずお求めやすい価格で冊子印刷をご提供しています。
【参考】他の用紙サイズ詳細
一般的な用紙のサイズには、A判とB判があり、各サイズは日本工業規格(JIS)によって定められています。
A判規格 | 短辺×長辺(mm) |
A0サイズ | 841 × 1189 |
A1サイズ | 594 × 841 |
A2サイズ | 420 × 594 |
A3サイズ | 297 × 420 |
A4サイズ | 210 × 297 |
A5サイズ | 148 × 210 |
A6サイズ | 105 × 148 |
A7サイズ | 74 × 105 |
B判規格 | 短辺×長辺(mm) |
B0サイズ | 1030 × 1456 |
B1サイズ | 728 × 1030 |
B2サイズ | 515 × 728 |
B3サイズ | 364 × 515 |
B4サイズ | 257 × 364 |
B5サイズ | 182 × 257 |
B6サイズ | 128 × 182 |
B7サイズ | 91 × 128 |
B8サイズ | 64 × 91 |
まとめ
A4サイズはB4サイズよりひとまわり小さく、B5サイズよりひとまわり大きいサイズです。 どれも印刷物でよく使われ、使い勝手がよいサイズですので、冊子を作る際には用途に応じてサイズを選ぶと良いでしょう。
A4サイズは国際的に標準のサイズとして多くの印刷物や商品に使われています。 冊子においても、持ち運びや保管に便利なサイズであることから、書籍、写真集、教科書、パンフレット、カタログなど様々な用途で使用されています。 ぜひ、冊子づくりの際にA4サイズを検討してみてください。
サイズ選びに迷った際はお気軽にご相談ください。