【ブックレットの作り方】製本や用紙の選び方を解説

【ブックレットの作り方】製本や用紙の選び方を解説

ブックレットを作成する際にはサイズや用紙、製本方法などを決めてから発注する必要があります。それぞれ具体的にどんなポイントがあるのか見ていきましょう。

ブックレットとは

ブックレット1

ブックレットとは、製本されていて表紙のある薄い冊子のことです。小冊子と呼ばれることもあります。

電化製品などの取扱説明書やCDやDVDに入っている歌詞カードや写真集などがブックレットにあたります。パンフレットより直接的な宣伝広告の色合いを出したくない場合に、この表現が使われます。

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ブックレットを作る際に決めておくべきポイント

ブックレット2

実際にブックレットを作成する際にはこれから説明する内容を決めておくとよいでしょう。

サイズを決める

ブックレットによく使われるサイズはA4、B5、A5、B6の4種類です。

A4(210mm×297mm)
一般的にも馴染みのあるサイズで、図やグラフを載せても文字量も確保できるため、ビジネスや学術分野の小冊子、論文などによく使われます。近年では拡大教科書にも使われています。
B5(182mm×257mm)
情報量・見やすさ・サイズのバランスが良いことから、会報誌、書籍、小冊子などによく使われています。
A5(148mm×210mm)
A4の半分のサイズ。B5と同様に小ぶりで、教科書や学術書の他、作品集やガイドブックなどによく使われます。
B6(128mm×182mm)
B5の半分のサイズ。単行本によく使われるサイズです。テキスト中心の手引書やルール本などにも向いています。

サイズを決める時は、用途や持ち運びの有無などを考えて決めるとよいでしょう。

ページ数を決める

サイズが決まったら、冊子に盛り込みたい情報量に応じてページ数が決まります。
ネット印刷プリントモールでは、表紙4ページを含めた総ページ数で、中綴じ冊子8ページ、無線綴じ冊子36ページから冊子印刷に対応します。

【プリントモールの冊子ページ数ルール】
●中綴じ冊子の総ページ数は「4の倍数」となります。
●無線綴じ冊子の総ページ数は「表紙4ページ+本文ページ数(※8の倍数)」となります。
※印刷会社によっては「4の倍数」となる場合もあります。

中綴じ冊子と無線綴じ冊子で、対応ページ数が異なりますので注意してください。
ページ数に対し原稿が不足した場合は、不足分に白ページなどを追加して発注するとよいでしょう。

製本方法を決める

ブックレット3

ここではブックレットによく使われる「中綴じ」と「無線綴じ」を紹介します。ページ数や用途を踏まえて選ぶとよいでしょう。

中綴じ」は冊子の中央部分に針金を通して綴じる製本方法です。ホッチキスで綴じているため、ページが開きやすく、少ないページ数から綴じることができます。逆に、構造上、130ページを超えるようなページ数の多い冊子には向いていません。
フリーペーパーや会報誌などに使われ、ページ数の少ないブックレットでよく利用されます。
>>中綴じ製本とは?メリットやデータ作成の注意点も解説

無線綴じ」は、本文用紙の背を糊で固めて表紙を付けて綴じる製本方法です。ページ数が多い冊子に向いていて、数百ページの冊子にも対応できます。背表紙ができる構造で書棚に立てて並べやすく、丈夫で長期保存に適しています。
書籍やカタログなどによく利用されます。ページ数が多いブックレットの場合はこちらも検討するとよいでしょう。
>>無線綴じとは?中綴じとの違いやメリット・デメリット、入稿時の注意点を紹介

用紙を決める

続いて、ブックレットに使う用紙を決めます。

ウイルダイレクトでは、マットコート紙、コート紙、上質紙、カード紙、b7バルキー、淡クリームキンマリを取り扱っています。

表紙は、冊子の見栄えと強度の両方を向上させるため、本文よりも厚めの紙を選ぶのが基本です。

本文用紙は、フルカラーの写真やイラストが主体なら光沢があるコート紙、滑らかでインキが乗りやすく発色がよいマットコート紙がおすすめです。
テキスト主体の冊子や書籍の場合は、素朴な質感で筆記性も良い上質紙がおすすめです。上質紙の風合いを残しながら表面にやや光沢があるb7バルキー、クリーム色で文章が読みやすい淡クリームキンマリもよく使われます。
>>製本時の用紙に迷う人必見!冊子印刷の用紙の選び方

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作成するソフトを決める

データ作成に使用するソフトでは、AdobeのIndesignIllustratorが有名です。デザイン専用のソフトで、色や文字の組版なども細部まで作成する機能が備わっています。
また、ブックレットの内容にもよりますが、冊子データをWordPowerPointなどのofficeソフトでご自身で作成する方も増えてきています。

冊子デザインはご自身で作成することもできますが、しっかりとしたデザインをお願いしたい場合は、デザイナーに依頼するとよいでしょう。その場合、企画段階からデザイナーに同席してもらい、コンセプトやスケジュールについて相談しておくとスムーズに進めることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事では、ブックレットを作る際の製本方法やおすすめの用紙について紹介しました。
ポイントをおさえ、希望に沿ったブックレットを作成しましょう。不明点があれば、ネット印刷プリントモールにご相談ください。

冊子製本お役立ちコラム編集部

冊子の印刷製本を考えている方に、知っておきたい知識やお得な情報をお届けしています。はじめての方にもわかりやすく丁寧な記事を心がけています。 日々、お客様からのお問い合わせと注文対応に追われながら学ばせていただいています。

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