コート紙とは?光沢があって色が映える!印刷用紙の種類と違いを紹介
こんにちは。印刷物を印刷する際に、慣れないと紙の種類の多さに驚くものです。
どれを選ぶのか迷いがちですが、適切な用紙を選択することは、冊子などの印刷物を作る際、非常に重要な要素です。
なぜなら用紙には種類によって、さまざまな向き不向きがあり、印刷を作る目的に応じて、適した用紙を選ぶことで最適な効果を発揮できるからです。
この記事では、広く使用されている「コート紙」についてご紹介します。
コート紙はどんな用紙なのか
最もよく使われ、また一般的な用紙の一つがコート紙です。
コート紙は紙の表面をコーティングすることによって、美感や平滑さを高めた用紙です。
表面がツルツルとしていて光沢があるのが特徴で、商品カタログや新聞の折り込みチラシ、パンフレットなどによく使用されます。
コート紙で印刷した際に優れている点は、主に次の2つです。
②紙自体に光沢、ツヤがあるため、ぱっと見た際の印象が良い
コート紙をお勧めする理由
コート紙をお勧めするのには3つの理由があります。
①写真や色の再現性に優れている
商品画像やビジュアルイメージを印象づけることができます。
②光沢、ツヤがあって印象が良い
印刷物を見た際に、イメージ向上や購入意欲を増すのにつなげやすくなります。
③コーティングした用紙でも比較的、低価格で提供できる
品質とコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
コート紙が適している印刷製品は?
以上の特徴を踏まえ、コート紙が適している印刷製品を紹介します。
冊子に使用する場合は、高級感を増したい商品のカタログにはコート紙が適しています。
特に、宝石や貴金属、自動車等の光沢感を表現したい場合に選ぶとよいでしょう。
さらに写真やイラストを多く掲載したパンフレット、作品集にも向いています。
冊子以外の印刷物では、各種イベントのチラシやフライヤーにコート紙が適しています。
コート紙を使って冊子をつくりたいときは
コート紙を使用した冊子は当店でも取り扱いしています。
少しでもご興味がある場合は、お気軽に電話・Webフォームよりお問い合わせください。
用途に適した印刷用紙を選択しよう
既に少し触れたように、用途に適した印刷用紙を選択することは印刷物を作る際にとても重要です。
ここでは、コート紙と他の用紙との比較や使い分けについて解説していきます。
コート紙とマット紙の違いや使い分け
マット紙は、紙面上をつや消しコーティングした印刷用紙で、コート紙とは反対に光沢を抑え、サラっとした手触りが特徴です。
マット紙は写真や文字の発色のバランスがよく、ツヤがないため落ち着いた印象のある上品な仕上がりになります。
コート紙は、反対に艶(つや)や光沢があり、鮮やかで活発なイメージの仕上がりとなります。
写真やイラストが多い印刷物の場合はコート紙、文字と写真をバランス良く見せたい時や用紙に厚みが欲しい時にはマット紙が適しています。
コート紙と上質紙の違いや使い分け
上質紙は表裏ともに白色顔料などのコーティングがされていない紙のことをいいます。
そのため紙表面に凸凹があり、インキが紙に沈みやすく、コート紙に比べると色のインキの発色が鮮やかではありません。オフィスなどで使うノートやコピー用紙などによく使われています。
上質紙は、コート紙よりも筆記性に優れているため、見る側が書き込んだりする際に適しています。
逆に、光沢のある広告などは基本的には見た側に与える印象が重要なので、コート紙の方が優れています。
コート紙とコピー用紙の違い
最後に誰もがなじみの深いコピー用紙との違いについてです。
コピー用紙は、プリンターやコピー機用の上質紙の一種として販売されているものです。
サイズは規格サイズのみ、厚さも多くは選べません。
一方のコート紙は、印刷用紙として、巻き取り型の大きなものからカット版までサイズは広く、また紙の厚さもバラエティに富んでいます。
文書を印刷するだけならコピー用紙、写真や鮮やかな色を綺麗に印刷したいならコート紙が良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
コート紙は、表面をコーティングされ、美感や平滑さを高めた用紙であること、カタログなどの目を引かせる印刷物でよく使われていることをご紹介しました。
他の用紙の特徴と比較しても、よくお分かりいただけたかと思います。
印刷をする際には、印刷物を使用してどういう効果を得たいのか、ターゲットはどういう層かを十分に考えた上で、最適な印刷用紙を選ぶことが重要です。
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