書籍に使われる冊子用紙「b7バルキー」とは?【当店で注文可能】
今回は、当店で取り扱っている書籍用紙「b7バルキー」について、紙質や仕様、使用用途、おすすめの理由などをご紹介します。
b7バルキーはどんな用紙なのか
「b7バルキー」は、微塗工紙に分類される用紙です。
微塗工紙とは、表面などがコ-ティングされていない非塗工紙に、顔料を薄くコーティングした用紙を指します。「b7バルキー」はコピ-用紙などに利用されている上質紙に、顔料を薄くコ-ティングした用紙となります。
b7バルキーは、上質紙の風合いや手触り感、不透明度の高さからくる光沢感、そして、インクの裏抜けがし辛い保存性の高さを保ちながらも、目が疲れにくく、めくりやすいように改良されているのが特徴です。
この特徴から、写真を扱うファッション誌のカタログや教材、書籍などのカラー印刷に好んで利用されることが多い用紙です。
ちなみに、b7バルキーは、実は東日本大震災でダメ-ジを受けた日本製紙株式会社が復興後の石巻工場で開発した新製品の第一弾でもあります。現在では、b7バルキーの「軽い、厚い、白い、柔らかい」紙質は、書籍用紙としてとても評価されています。
b7バルキーをおすすめする理由
b7バルキーの特徴は、柔らかく軽い質感とやさしい風合いで目に優しく、ペ-ジをめくっていても疲れにくいところです。
また「軽さの割に厚みがある」用紙であることから、本になった際には他の用紙に比べてボリュームが出ます。
同じページ数でもb7バルキーを使用しているとより厚みのある本になるため、店頭などで目立ちやすくなる利点もあります。
出版社や個人で自費出版を考えている人には、特におすすめしたい用紙です。
b7バルキーが適している印刷製品は?
別名「書籍用紙」と呼ばれている「b7バルキー」ですが、その名前どおり、写真と文字をバランスよく使用する教材や雑誌、冊子の本文用紙に向いています。
テキストだけの本文なら上質紙を使用するという方法もありますが、写真などを文字とあわせて掲載し画像の鮮明さも表現したい場合には、b7バルキーを使用するとより効果的になります。
インクの裏抜けがし辛く保存性が高い、ペ-ジをめくる時に疲れにくいという特徴もあることから、写真集やファッションカタログなどの冊子にもよく使用されます。
b7バルキーを使って冊子をつくりたいときは
印刷会社に依頼するのが一般的ですが、ネット印刷でも取り扱い対応していることも多いです。
ネット印刷プリントモールでは、本文用紙にb7バルキーを使用した冊子印刷に対応しております。
ご希望の方は、お電話またはお問い合わせフォームよりご相談ください。
ネット印刷プリントモールに会員登録いただいたお客様には、会員特典として無料でb7バルキーの用紙サンプルをお送りしております。ぜひこの機会にお試しください。
もっと知りたい!b7バルキー
書籍用紙として需要の高い「b7バルキー」についてもう少し見ていきましょう。
b7バルキーはどの区分?
「b7バルキー」の区分については、印刷情報用紙の非塗工紙に当たる上質印刷紙に顔料を微量にコ-ティングしている用紙になります。
実際、上質印刷紙は非塗工紙になり、表面の平滑性がなく、インクを吸収し辛いのが特徴的で文字中心の印刷物に適していますが、「b7バルキー」は、その非塗工紙に顔料を微量にコ-ティングが施されているので、白色度、不透明度が高く、インクが裏抜けし辛くなっています。そのため、カラー印刷にも適しています。
b7トラネクストという用紙とは違うの?
「b7バルキー」ですが、日本製紙の「b7シリ-ズ」ということもあり、「b7トラネクスト」と類似しているのではないかとされていました。
しかし実際のところ、「b7バルキー」のほうが密度が低くなっており、「b7トラネクスト」に比べるとインクの吸収が良いといった特徴があります。
その反面濃度が出にくいという難点はありましたが、「b7トラネクスト」より白色度や不透明度が高くなっているため、発色、色のバランスとも良く、見た目上きれいな仕上がりになるという特徴を備えています。
そのため、とても扱いやすい素材として需要が高くなっています。
まとめ
書籍用紙「b7バルキー」は、目に疲れにくいやさしい風合い、質感の軽さ、白色の高さ、などが人気で、写真などを扱う雑誌のカタログや教材などの書籍に多く利用されています。
雑誌や書籍印刷をお考えの方は、ぜひ検討しては如何でしょうか。
ネット印刷プリントモールでは、会員登録いただいた方に、b7バルキーの用紙サンプルを無料でお送りしております。ぜひこの機会にご利用ください。
コメントを投稿するにはログインしてください。