ご先祖さまもびっくり! 印刷まめ知識①「先祖返り」

はじめまして。
入社17年目・制作チームの“わたっしー”です。

今年の夏は記録的な猛暑でしたね。
例年、お盆を過ぎると涼しくなってきたかな?と感じていたのですが、今年は当てはまりませんでした…。
お盆時期は、私たち制作部隊も忙しくなるので、涼しければやる気も増したのですが…。

お盆といえば、ご先祖さまの霊を迎え入れ供養する期間。
ちなみに、弊社の本社所在地である石川県では、金沢市など新盆(7月15日)の地域もあります。

“わたっしー”も、お盆の時期は、ご先祖さまに思いを馳せたりします。
でも!! 実は、お盆以外にも、常日頃より“ご先祖さま”について考えているのです!
それは私が“ご先祖さま想い”という訳ではなく!(少しは思っていますが…)
弊社のような印刷業界には、恐怖の「先祖返り」があるためです。

簡単に説明しますと、紙面上に画像を掲載する場合、IllustratorやInDesignなどのデザインソフトで作成した紙面に画像をリンク配置するのが一般的です。
その画像に修正指示が入ると、画像補正を行った後、デザインソフト上のリンク画像を更新していきます。例えば、画像修正が3回あった場合は、リンク画像を2回更新し、3回目の画像で印刷となります。

ところが…

最終印刷用に3回目の画像を貼りこんだはずが、2回目や最初の画像に、いつのまにか戻ってしまっている事があるのです!!
これを、印刷業界では「先祖返り」と呼ばれ、恐れられております。

この先祖返りには様々な理由があるのですが、
デザインソフトを使用したことがある方は経験がありませんか?

紙面制作時に配置した画像やマークを更新された際には、“ご先祖さま”が現れていないか!?
しっかり見てみてくださいね。

一度印刷されてしまうと修正できないのが、紙の世界・・・
私たちも日々“ご先祖さま”の事を考えながら、制作を行っていきます!

冊子製本お役立ちコラム編集部

制作チームです。製品や会社のこと、制作課のことを書きます。 ※複数人いるので、記事のクオリティが多少異なります。恐れ入りますがご了承ください。

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