自作した歌集や句集を印刷したい！おすすめの製本や用紙を解説

言葉を選び抜いて作り上げた詩歌や俳句は、かけがえのない作品です。

歌集・俳句集として冊子にまとめて、長く手元に残して置きたいものですね。そして、折に触れて読み返したり、仲間と共有することで日々の暮らしがより豊かなものになるでしょう。

この記事では、自作の歌集・俳句集を印刷して冊子にしたいと考えている皆様に、押さえておきたいポイントを紹介します。

歌集・俳句集の印刷製本について

文字が中心の歌集・俳句集は、文字と余白の絶妙なハーモニーを大切にしたいものです。
その上、読みやすさと長持ちする丈夫さを兼ね備えていることが重要です。

歌集・俳句集におすすめの印刷製本仕様は以下になります。

次に、各項目について詳しく紹介していきます。

おすすめの製本方法は無線綴じ

歌集・俳句集におすすめの製本方法は、「無線綴じ」です。

「無線綴じ」は、本文ページを重ねて特殊な接着剤で綴じ、表紙で包み込む製本様式です。背表紙に文字を入れることができ、100ページ以上の冊子でも無理なく製本でき、丈夫で長持ちというメリットがあります。

一方、ページ数が20～30ページほどの場合には「中綴じ」製本も検討するとよいでしょう。
「中綴じ」は、見開きページを2つ折りにして中央をホッチキス（針金）で綴じたものです。背表紙はできませんが、コンパクトな作りで配布にも最適です。

おすすめのサイズはA4、B5、A5

歌集・俳句集におすすめなのは、大きすぎず、小さすぎない持ち運びのしやすいサイズです。
例えば、大判のA4サイズや、A4よりひと回り小さいB5サイズ、A4の半分の大きさのA5サイズなどがあります。

各サイズの寸法は以下となります。

おすすめの用紙

歌集・俳句集の特性に合わせて、表紙と本文の用紙を選びましょう。ウイルダイレクトでは、豊富な種類の用紙を取り揃えています。

表紙には、見やすさと発色がよい用紙

表紙におすすめなのは、印刷の発色や手触りがよく、手にした時に重量感のある用紙です。
ネット印刷プリントモールではマットコート紙やカード紙などをおすすめしています。

マットコート紙は、光沢がやや抑えられたツヤ消しの用紙です。しっかりとした厚みで手触りもよく表紙に適しています。鮮明な印刷ができるのが特徴で、鮮やかな写真やカラー印刷を表紙に考えている場合などにおすすめです。

カード紙は、表面に光沢のある用紙で、ポストカードほどの厚みで手にしっくりと収まります。用紙の色味は、やや黄色みがかった白色なので色鮮やかな印刷が可能です。

本文は、文章を邪魔しないやわらかい紙質の用紙

本文におすすめなのは、文章と程よくマッチするやわらかい手触りの用紙です。
ネット印刷プリントモールでは上質紙やb7バルキー、書籍に特化した淡クリームキンマリなどをおすすめしています。

上質紙は、コピー用紙としてお馴染みのサラリとした白色度の高い、筆記性に優れた用紙です。

b7バルキーは上質紙をベースにして、表面にやや光沢を持たせた保存性に優れた用紙です。

淡クリームキンマリは、読んで字のごとく淡く黄色みがかったクリーム色の用紙です。そのため、文字や文章が目に優しく感じられ、歌集・俳句集に適しています。

おすすめの加工オプション

何度も読み返す機会が多い歌集・俳句集は、表紙に加工をほどこすことで耐久性を上げることができます。

表紙PP加工

表紙PP加工とは、表紙にPPフィルムを貼って、コーティングし保護する加工です。

「PP」とは「ポリプロピレン」の略字です。耐久性や耐湿性の向上に加えて光沢感や高級感を出すことができます。
ツヤなしの「マットPP」と、ツヤのある「グロスPP」を紹介します。

歌集・俳句集の雰囲気に合わせてお選びください。

ブックカバー

こだわりの歌集・俳句集にはブックカバーもおすすめです。

表紙の保護はもちろんのこと、冊子に高級感を醸し出すことができます。
ネット印刷プリントモールでは、コート紙とマットコート紙の2種からお選びいただけます。カバーにはPP加工を施すのが一般的です。

ネット印刷をお考えなら、こちらがおすすめ★

歌集・俳句集の印刷仕様例

プリントモールから歌集・俳句集のおすすめ仕様を1例ご紹介します。
こだわりの表紙はツヤなしの「マットPP」加工で、サラリとした手触りと落ち着いた高級感を演出します。本文用紙には、やわらかく、紙めくりが良い上質紙を選びました。

まとめ

作り上げた詩歌や俳句などの大切な作品を、歌集や俳句集として印刷して手元に長く置いて楽しみたい方のために、おすすめの印刷製本を紹介しました。表紙にもこだわりたいという場合にはオプション加工のご利用がおすすめです。
この記事を参考にして、あなただけのすてきな1冊に仕上げてください。